2014年5月25日日曜日

コールドプレイ、新作『Ghost Stories』で原点回帰


イギリスのロックバンド、コールドプレイが5月16日に6作目『Ghost Stories』をリリース。
アルバムのリードトラック「Magic」が公開された今年3月にヴォーカルのクリス・マーティンが離婚を発表。そのこともあり、本作は突然起きた悲しい出来事を経験した男が徐々に状況を受け入れるというコンセプトアルバムとなっています。

コールドプレイは2000年代後半からアンビエント・ミュージックの祖ブライアン・イーノをプロデューサーに起用してポップ路線に。2008年に4thアルバム『Viva la Vida(ヴィヴァ・ラ・ヴィダ)』、2011年に5thアルバム『Mylo Xyloto(マイロ・ザイロト)』をリリース。それぞれ全世界で1000万枚、800万枚売り上げる。ここ2作で音楽性を変えていたバンドでしたが、新作で原点回帰しています。

英音楽雑誌NMEではコールドプレイとU2が歩んできたバンドの歴史の類似性を絡めて評論しています。
http://www.nme.com/reviews/coldplay/15307

U2は1980年に1stアルバム『Boy』でデビューすると、その3年後にリリースした『War』が1000万枚を売り上げ世界的ヒットに。次の『The Unforgettable Fire(焔)』からアンビエント界の巨匠ブライアン・イーノ、弟子のダニエル・ラノワをプロデューサーに迎える。それによってサウンドが大きく変化。1987年の4thアルバム『The Joshua Tree(ヨシュア・トゥリー)』で壮大なロックを確立させる。このアルバムで初の全米1位を獲得。全世界で2800万枚を売り上げ頂点を極める。そしてバンドは90年代に入ると音楽性を一変。80年代に彼らが傾倒していたアメリカのルーツ・ミュージックを捨てて、ダンス・ビートを取り入れる。しかし、2000年にリリースした『All That You Can't Leave Behind』で音楽性を原点回帰。1000万枚を売り上げ、低迷していた90年代からの復活を見せた。

コールドプレイは2005年にリリースした3rdアルバム『X&Y』で初めて全米1位を獲得。このアルバムは全世界で1500万枚を売り上げるヒットを記録する。次の『Viva la Vida(ヴィヴァ・ラ・ヴィダ)』(2008年)、『Mylo Xyloto(マイロ・ザイロト)』(2011年)でプロデューサーにブライアン・イーノを起用。U2で言えば90年代の『Achtung Baby』、『Pop』。そして今回リリースした『Ghost Stories』がU2の『All That You Can't Leave Behind』にあたる。はたしてコールドプレイはU2同様世界トップクラスのバンドとなるのか。

#02 Magic


#05 Midnight


#04 True Love

ジャスティン・ティンバーレイクの「Sexyback」「What Goes Around...Comes Around」(2007年)を手がけたことで知られるヒップホップ、R&B系のプロデューサー、Timbaland(ティンバランド)を招いて制作。バスドラムの使い方がティンバランドがリミックスしたOneRepublicの「Apologize」(2007年)を思い出させる。

#08 A Sky Full of Stars

プログレッシヴ・ハウス系のDJ、Avicii(アヴィーチー)をプロデューサーに起用した作品。プログレッシヴ・ハウス独特のビルドアップ、4つ打ちなど今までのColdplayにはなかったサウンドとなっている。



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