2014年6月15日日曜日

リアーナ、ダンスミュージックへの接近【2010年~】


4thアルバムの暗くて陰鬱なサウンドから離れ、2010年の5thアルバムでユーロダンス(ユーロハウス)を取り入れると、以降アップテンポなダンスミュージックを志向するようになります。

5thアルバムが出される1年前の2009年にブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)がフランスのハウス系のDJデヴィッド・ゲッタ(David Guetta)をプロデューサーに迎えてつくったシングル「I Gotta Feeling」が全世界で1,500万枚という驚異的なセールスを記録したことで、ポップシーンにおけてエレクトロハウスが受け入れられ始めると、リアーナ、ケイティ・ペリーといったスターゲイトがプロデュースするアーティストによってシーン全体が変化しました。

5thアルバム『Loud』


前作から1年後の2010年11月にリリースした5thアルバム『Loud』は、ダンスポップなR&Bに新しくユーロダンス(ユーロハウス)を取り入れた一方で、初期の2作にあったレゲエ、ダンスホールといったカリブ音楽を復活させ、新しいリアーナサウンドをつくり上げました。このころは髪を大胆に赤く染めています。
他の誰にもできない、自分らしい曲をつくりたいの。ケシャとかレディー・ガガとかケイティ・ペリーでもつくれるような普通のポップアルバムじゃだめなのよ。
Rihanna Dishes On New Album Loud, Acting In ‘Battleship’
http://www.mtv.com/news/1649173/rihanna-dishes-on-new-album-loud-acting-in-battleship/

アルバムは全米チャート3位、全世界で570万枚のセールスを記録、前作で落ち込んでいた売り上げを回復させました。

Only Girl (In The World)

4thアルバムの暗くて陰鬱なサウンドから離れたことを象徴するリードトラック。4つ打ちにヘヴィなベースラインとシンセサイザーというダンスポップサウンドは、後のポップシーンを変えていく。プロデュースはスターゲイト。


What's My Name? ft. Drake

カナダのラッパー、ドレイクをフィーチャリングした曲。特徴的なドラムマシーンとシンセサイザーからなるミドルテンポのエレクトロなR&Bとレゲエをミックスさせたサウンドとなっています。


S&M

ディペッシュ・モード(Depeche Mode)が1984年にリリースした「Master and Servant」のシンセラインをサンプリングした曲。ユーロダンスを取り入れたアップテンポなサウンドとなっています。過激な歌詞と映像が波紋を呼び11カ国でPVが放送禁止となりました。


Eminem - Love The Way You Lie ft. Rihanna

エミネムの「Love The Way You Lie」にフィーチャリングで参加したこの曲は全世界で930万枚売り上げ、2010年アメリカで3番目に多く売れたシングルとなりました。


6thアルバム『Talk That Talk』


前作のリリースからちょうど1年後、2011年11月にリリースした『Talk That Talk』。プロデューサーにはスターゲイトの他に、プログレッシヴ・ハウス系のDJカルヴィン・ハリス、エレクトロポップ系のドクター・ルークなど新しいプロデューサーを加えて、前作のユーロダンス路線を継続しながらもサウンドの幅を広げたアルバムとなっています。アルバムは全米チャート3位、全世界で450万枚売り上げました。

We Found Love ft. Calvin Harris

プログレッシヴ・ハウス系のDJカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)をプロデューサーに迎えて制作された曲。全米チャートで自己最高の8週連続1位を記録しました。


You Da One

ケイティ・ペリーやケシャを手掛けるプロデューサー、ドクター・ルーク(Dr. Luke)を迎えて制作された曲。ダンスポップなR&Bにレゲエ、ダンスホールをミックスさせたリアーナサウンドに、ドクター・ルークのエレクトロポップが加わっています。


Where Have You Been

カルヴィン・ハリスとドクター・ルークの2人がプロデューサーを務めた曲。


7thアルバム『Unapologetic』


リアーナ恒例となった1年おきのアルバムリリース。2012年11月にリリースした7thアルバム『Unapologetic』はダンスポップなR&Bにエレクトロハウス、ダンスホール、ヒッポホップ、ダブステップ(ブロステップ)といったサウンドで、前作と似たようなジャンルをごちゃ混ぜにしたアルバムとなっています。デビューから7年で7作もリリースしてきたリアーナにとって念願の初の全米チャート1位を獲得したアルバムは全世界で300万枚売り上げています。

Diamonds

エレクトロニックなソウルポップの曲。プロデューサーはドクター・ルークと一緒にケイティ・ペリーやケシャを手掛けてきたベニー・ブランコ(Benny Blanco)とスターゲイト。


Stay ft. Mikky Ekko

シンプルなピアノのR&Bソング。このアルバムの世界ツアーでアンコールのラスト前にやる曲です。ラストは「Diamond」。ダイヤモンド・ワールドツアーで96公演、うちアジアで6公演(マカオ2、フィリピン、シンガポール、UAE、イスラエル)しましたが、残念ながら日本には来日しませんでした。



【前編】リアーナ、2005年に彗星のごとく現れた”クイーン・オブ・ダンスホール”【2005年~2006年】
http://kkssskk.blogspot.jp/2014/06/200520052006.html

【中篇】リアーナ、アイドル路線からの脱却、DV事件【2007年~2009年】
http://kkssskk.blogspot.jp/2014/06/dv2007-2009.html

【後編】リアーナ、ダンスミュージックへの接近【2010年~】
http://kkssskk.blogspot.jp/2014/06/2010.html



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