2016年7月3日日曜日

私の初試合:ジョニー・ヘンドリックス「テイクダウンじゃなくて立って勝負したかったんだ」


今回の「私の初試合(My First Fight)」は、前UFCウェルター級王者のジョニー”ビッグ・リッグ”ヘンドリックス。UFC200でケルヴィン・ガステラムと対戦する彼が、レスラーであり続けることを止め、ファイターとしてのキャリアを始めた瞬間について語った。


高校、大学レスリングで優秀な成績を収めたバックグラウンドを考えると、ヘンドリックスの初期のキャリアはグラップリングに頼ったものだと思っていた。しかし、NCAA大学レスリング王者でオールアメリカンにも輝いた彼が初試合で考えていたのは、ストライキングだった。

2007年9月28日。初試合の相手はヴィクター・ラックリフ。オクラホマシティで開催されたバトル・オブ・ザ・ケージでのこの試合は、ヘンドリックスがオクラホマ大学を卒業して数ヶ月後だった。

彼は自分がグラウンドでどれだけうまくできるかというのは知っていた。コーチ、友達、家族、ファンは全員彼にレスリングを使うように言った。彼はこう振り返る。

みんなが”テイクダウンを取れ!テイクダウンを取れ!”って感じだったよ。

しかし、ヘンドリックスは他のプランを持っていた。彼は自分がグラウンドに頼る必要なんかないんだと証明してみせたかった。

あのとき、俺は”テイクダウンを取りに行くもんか。俺がどこまでできているか確かめなきゃいけないんだ”って思っていた。誰からだってテイクダウンを取れる自信はあるし、レスリングでやっつけることはできる。だけど、それをやって俺が行きたいところまで行けるか?行けるわけないさ。どんな試合だってスタンドの状態から始まるんだから。そう自分に言い聞かせていたんだ。

MMAを習い始めて数ヶ月。彼はスパーリングでパンチをもらっても耐えられると割と考えていた。しかし、いつもそうできるなんて当然思えなかった。

ジムでなら勝つことはできる。だけど、俺は練習だけの奴になりたくなかった。そういう奴はジムの中ならUFCのチャンピオンだが、いざ試合となるとそうはいかない。トップ10にだってなれない。ジムは、安全で守られた場所だってことを理解しないといけない。お前は16オンスのグローブをつけているだろうが、俺は18とか20オンスのグローブだ。お前はヘッドギアをつけているだろうが、危険度はそのレベルでしかない。
結局、練習は練習でしかないんだ。試合になって、それができるか?パンチもらっても大丈夫で前に進むことなんてできるか?

初試合、最初のラウンドで彼はすぐにパンチをもらっても、身体的、精神的にもやられないって気づいた。同時にパンチを当てることだってできるということも。

俺はいくつかパンチをもらった。しかし2ラウンドになって状況は逆転した。俺がスタンドで奴を打ちのめし始めた。”パンチをもらったが、テイクダウンを取りにタックルなんてしないぜ。俺は馬鹿なことはしない。冷静でいるし、スタンドで集中してやっている。一度そうなると、おれはこれができるな、パンチもらっても耐えられるな、頭だって状態を保てるぞ、上手くできてきているなって感じだったよ。

その瞬間、スタンドで打ち勝ったとき、レスラーだった彼はMMAファイターとなった。


それから約9年が経ち、16勝を飾り、後にUFCウェルター級王者にもなった彼は、今だってグランドでの能力に自信を持っている。しかし、彼がもっとも評価されるのはスタンドでの試合だ。

ロウラーとの最初の試合の後、誰かが”ジョニーはいいキックボクサーじゃないな。彼がキックボクシングの王者とやっていたら負けていただろう”と言った。俺をキックの王者と比べてくれるのか!感謝しないとな。それついて悪く言うつもりはない。俺をキックボクシングを専門にやってきた人と比べてくれたことに感謝を言いたい。 
俺らは3つのことをやらないといけないわけだし。キックボクシング、ボクシング、レスリング。レスリングでなければ柔術。MMAファイターは全てできないとダメなんだ。

彼はスタンドで戦い続けてきた。スタンドでの技術に疑問を持たれ続けても。

カーロス・コンディットのとき、奴らは彼が俺より優れたストライカーだって言っていた。マーティン・カンプマンのときも。GSP、ロビー・ロウラーのときだって。俺は奴らがそういってきた相手を倒してきた。それらの試合はどこで勝ってたか?スタンドさ。

MMAを始めたその日から強くなるために献身してきたヘンドリックスは、UFC200で対戦するケルヴィン・ガステラムの「ヘンドリックスは進化していない」という批判に対して反論している。

奴がボクサーと比べられたことなんてあったか?キックボクサーと比べられたことがあったか?他の何かと比べられたことなんてあったか?ないだろ!それは俺が進化してきたってことだし、俺は良くなっている。今でも学び続けているし、パンチのコンビネーションを理解しようとしている。最近新しいパンチのコンビネーションを使い始めたんだ。コーチも俺も気に入っている。誰も知らないだろうな。

元記事:My First Fight: Johny Hendricks | FIGHTLAND
http://fightland.vice.com/blog/my-first-fight-johny-hendricks

私の誤訳が多いと思いますので、参考程度にしてください。

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